昨晩は雨がぽつぽつ降っていて、なかなか寝付けませんでした。
というのも、わたし、雨の音がこわいのです。
きっかけはなにもありませんが、なぜだか、不安になるのです。
そうして記憶をふと7歳の頃にもどすと、寝る時には必ず父が隣にいてくれました。
布団の脇には小さいテレビが置いてあり、タイマーをつけて眠りました。
そうか、寝る時の雨が不安になるのは、ひとりぽっちを感じるからだ。
小さい頃は雨の音など、気にならないほど安心してた。
父の声色とテレビの音。それらふたつが合わさって、いつもすぅっと眠れてた。
今度の雨の夜の日は、ラジオでもつけて眠ろうかしら。
おしまい

