とにかく文字を打ちたい。書くんじゃなくて、打ちたい。
わたしは小さい頃から字がヘタで、母との交換日記にも「字はもう少し丁寧に書きましょうね」と書かれていた。小1の当時はまったく気にしていなかったけど、大きくなるにつれて「わたしって字ヘタな方だったのか」と気付いた。悲しい瞬間だった。
なので、友達に授業のノートを貸すのとかめっちゃ嫌だった。そういう時に限って相手は大抵字がうまいか、可愛い。女子特有(?)の丸みを帯びた愛らしい字を書く。わたしは落書きが好きだったので、なんとかイラストを描いて目線がそっちにいくように小賢しい策略をとっていたが、やっぱり字は見られたくなかった。
その反動なのかもしれない。文字を打つのが好きなのは。
キーボードで文字を打てば、みんな同じ文字になるから字の綺麗さの優劣は出ない。その代わり文字の個性というのもなくなるけど、わたしの字の個性などない方が読みやすい。
文字を打つ時の、いかに早く文字を打てるかを楽しんでいるところもある。いかに誤字脱字をせずに打てるか。それをただ楽しみたい。だから内容に重きを置いていない。そんな文字書きが果たしてこの世にいるのか。そしてそいつは文字書きと呼んでいいのだろうか。
何も考えずに文字を打てる職業があれば天職なのになあと思う。webライターとかブロガーとか考えたことあるけど、ちょっと挑戦したことあるけど、あれは考えることがめちゃくちゃ多い。リサーチやら構成やらなんやらで頭を使う作業の方が多い。文字を打つ時間より、考える時間の方が長い(個人の体感なので悪しからず)。それが嫌で続けなかった。
今こうして好きに打てるのが本当に幸せだと思う。しかも自分のブログで。ただ問題なのはこれは誰かの役に立っていないのでお金にはならないということだ。誰かの役に立つには多少なりとも(いやすごくたくさん)頭を働かせなければならない。相手のことを考えなくてはならない。そこが難しいのでこうしてただ自分の気持ちを吐露している。
他の媒体で挑戦するかもしれないが、少なくともこの場所でだけは、わたしは好きに文字を打とうと思う。

