最近エグめのフィクションが辛い。まあ昔から得意なジャンルではないけれど、まだ以前の方が「それはそれとして」という程よい距離感でフィクションと向き合えていたと思う。今は、なぜだか理由はわからないけれど、辛い。
ニュースを見るのも苦手だ。毎日毎日どこかで誰かがなくなったり傷ついたりしている。自分とは知り合いでもなんでもない人たちだけれど、毎回聞くたびに悲しくなる。
昨日、久しぶりに図書館で小説を借りた。小説でくらい穏やかなものが読みたいと思い、表紙がすごく可愛らしくてふわふわしているものを借りた。普段小説を読まないので、この作家がどういうジャンルを書くのかがわからない。なので、本はいつも直感で借りている。ハマってもハマらなくてもいいと思っているので、この借り方は案外嫌いじゃない。
そして、帰宅して早速読み始めた。最初は期待通りのふわふわ感で、読んでいて微笑ましくて、幸せで、こりゃ当たりだと思った。だが次第に空気は変わり、想像だにしなかったエグめ展開になり、すごく神経をすり減らした。続きが気になるから結局読んでいるけど。
普通は、こんな現実を忘れさせてくれるような物語だったり、現実では発散できない快楽を求めてフィクションに触れるのかもしれない。でもわたしは逆だ。現実があまりにも理想とは程遠く辛くて、直視できないから、物語でくらい何も起こらないでほしい。そっと、ずっと平和で穏やかではダメなのか。そういった作品があったらぜひ教えてほしい。
それじゃ売れないと言われればそれまでだが、そういった作品を求めている層もいるのだということを、誰かに知ってもらいたい。

