詩のようなものたち

【詩】重ね

重ねられない いつからか

折り紙の 端みたいに

白く 小さく ズレていく

重ねられない どうしても

夏の夜に出る 蚊みたいに

手をふり払って しまうもの

重ねられない わたしたち

重ねられない いつまでも